島根県益田市匹見町道川

2016年03月03日


日本の滝百選に戻る

Road Map :中国道を吉和ICで下りてR488を北進し、匹見町に入る。
Route Map:裏匹見峡、表匹見峡、奥匹見峡を順次巡る。
日本の滝百選』  駐車場から5分で見れるのが何より最高。
ウィキペディアから
高津川支流の匹見川による河川の浸食によって形成された渓谷で、道川〜匹見間の表匹見峡、その奥部にある裏匹見峡、そして最上流部に位置する奥匹見峡からなる。また、中流広瀬付近には前匹見峡があるが、前者三つと比較すると知名度は低い。
表匹見峡は匹見峡の中枢に当たり、大規模な峡谷美を見せ、徒歩で散策する裏・奥匹見峡と違い、車で渓谷や名勝を見ることが出来るため最もアクセスしやすく、観光拠点にもなっている。裏匹見峡は断崖絶壁が差し迫った勇壮な景観を見せる。下流にはキャンプ場やレストラン、芦ヶ原伸之監修のパズル展示館、巨大迷路が整備されており、観光シーズンには最も賑わう。奥匹見峡は人を寄せ付けない秘境となっており、最も純粋な自然が残っているとともに幾つもの瀑布が見られる。
散々だった匹見峡行き
まさかの国道488号線の通行止めに始まり、匹見町への迂回路を遠回り道を選んでしまい、匹見町に着いたのが随分遅くなってしまった。救いは良い天気だけだった
裏匹見峡
駐車場からスタート出来たが、この駐車場が不味かった様で4km先の別の駐車場からの散策とすれば道標、案内板も沢山あったのかも知れなかった。つまり遊歩道の出口(?)から出発したのが、失敗の原因だったと思う。
表匹見峡
遊歩道が無く旧県道を車で走りながら各所で名勝を見るのは知らなかった。旧県道の冬季通行止めにはまいったが、車を走らせることに支障なかったのは助かった。
奥匹見峡
本日のハイライトであるが、危険個所で敗退してしまったのが残念であったが、敗退で無事帰宅することが出来たので、結果オーライとするしか仕方がないか。秋にでも又行くさ。
匹見峡
3月3日の西日本は晴天になるとのニュースを聞き、兼ねてから行きたいと思っていた匹見峡に急遽行くことにした。しかし、予定していたR488が国道なのに通行止めとなっており、別の道で迂回することにしたが、そこから今日の匹見峡散策の歯車が狂い出した。
ひきみきょう
裏匹見峡  道行き上、最初に見付けた裏匹見から散策するが、しょっぱなから道間違いをしてしまった。
表匹見峡  表匹見峡トンネルが出来て旧道となった県道307号線で散策するが、冬季は通行止めとなっていた。
奥匹見峡  一番楽しみにしていた”竜頭の滝”(三の滝)であったが、通行困難な場所があり途中で敗退した。
やたら広い駐車場には誰も来ておらず、ど真ん中に車を停める。
道標が見当たらず、ここからどこに向いて歩けば良いのか判らなかっが、10時40分に散策道入口を探すべく適当に歩き始める。
R488の通行止めにより遠回りして匹見町に入り、”裏匹見峡”の起点となるであろう駐車場に着く。
舗装道路を歩いて行くと直ぐに第2駐車場に着く。道路は更に伸びておりこの道からどこかで遊歩道に入れると信じていた。
第2駐車場方向と同じ向きに”遊歩道入口→”の道標があったので、これを信じて第2駐車場方向に進んでみる。この”遊歩道入口→”の道標がこの後の諸悪の根源となる。
吊橋から見た沢は水が綺麗であったが特に渓谷感は無く、少しだけ荒々しい沢であった。
国道に渡ることが出来る吊橋があったので沢を見る為に真ん中まで行ってみる。
道路を歩いている限りでは沢を見ることが出来ず、覗き込んでもこの程度しか見えず、峡谷も出て来ない。どこかに遊歩道があると信じて歩いているが、そもそも道を間違っているので遊歩道は出て来ないのであった。
道路に戻って進んで行くと一面の積雪となり、一つの足跡もなかった。
今日は散策道を歩くだけと思っていたので長靴は持って来ておらず、
Tシューズでの雪面歩きは辛い所があった。
同じく橋の上から上流側を見る。沢水の色がやたら綺麗だった。
やがて国道に出てしまい、橋を渡って国道を歩いて駐車場に戻ることにした。橋の上からは沢を望むことが出来たが渓谷感はまったくなく、道間違いと感じ出す。
国道を戻っていると途中に橋があり、対岸に渡って散策してみる。
同じ下流側。
”越峠橋”上から見た上流側。
沢まで下りることが出来たが、広い河原があるのみ。俺はこんなのを見に来た訳ではない! と直ぐに国道へ戻り、駐車場へ急ぐ。
駐車場に戻る橋の手前に散策道的な道が上流に向かって伸びていたので入ってみるが、道標が何も無く、ここが正規の散策道とは思えなかった。
やっと国道から沢に下りることが出来る道があったので行ってみる。
枝沢からの小さな滝があったが、ここも雑木が邪魔をして良く見えなかった。
渓流らしくなって来たが、雑木が茂りビューポイントが無い。
遊歩道的に整備された階段道が出て来たが、人口の堰堤があったので何かの施設への道かも知れないと思い、ここで引返すことにした。
実はこの道が”裏匹見峡”の遊歩道であり、この先4kmも続いているのだった。峡谷としての名勝は3〜4km先にあり、そこまで車で行けば良かったのであるが”裏匹見峡”を諦めて”表匹見峡”に向かってしまう。
道標、案内板の一つでもあれば、これが正規の遊歩道と判るのだが、歩いて行ってもそれらは何一つ出て来ない。
終始、沢水が綺麗でそれだけでも目の保養にはなった。
特に激しい渓流も無く、ここが正規の遊歩道とは思えなかった。
名勝には案内板がしっかりと付いており、その都度、車を停めて渓谷を見れば良いだけの楽チンコースとなっていた。
”表匹見峡”には遊歩道が無く、旧県道307号線の道路から名勝を見るだけであったが、肝心の旧県道が冬季通行止めとなっていた。しかし、歩いて散策するには距離が長過ぎるので自己責任で車で乗りこむ。
渓谷感たっぷりで、この先の期待も膨らむ。
対岸の岩のテラスへ下りる階段道があったが、積雪で危なそうなので、そこに下りるのは見送った。
”長淵”の見所はコバルトブルーの水の色だった。
冬季通行止めの旧県道には積雪がたっぷりで、落石も多かったが地元民の軽トラが時々走り抜けていった。
見上げると面白い岩峰が聳えていた。これが”屏風岩”なのだろう。
1ヶ所から3つの名勝が見れるのであった。
”お楽の滝”は樹木と手前の岩で見え難かったが小さい滝が”小沙夜淵”に落ちていた。
積雪で覗き込むことが出来ないが、名前通りの岩峰が見えた。
名勝の案内板が次々と出て来るので車を降りたり乗ったりで忙しい。
”屏風ヶ浦”の下流側を見る。
大体同じ感じの淵が続く。
”十畳岩”は一目で判った。
長い名前の”治郎左衛門淵”の下流側を見る。
”犬戻り”の名前を付けられた峡谷は数多くあるが、この峡谷は”犬戻り”の名を付けるには荒々しさが足らない感じだった。
岩峰に下りる道が無く、”甌穴”は見ることが出来なかった。
林道手前には軽四が1台停まっており、ここから先は積雪にタイヤ痕が見られなかった。左側は積雪が薄く、右側の積雪の深い所でスタックしてしまった。
R191に道標があり、林道に入って行く。
軽四の主の踏み跡は沢に下りて行っており、どうも渓流釣りの様だ。
これ位の積雪なら惰性を付けて突破は可能であるが、この先の積雪状況が判らないので、おとなしく安全圏に車を停めることにする。
駐車場までは300mの距離なので歩いても知れている。
積雪の林道を歩いて行くと広い駐車場に着いた。
駐車場に立っていた簡易地図。”大竜頭”までは徒歩40分と書かれていた。
笹薮から沢に抜けて行く足跡があった。普段見ることのない大きな足跡なので”小熊”かも知れない。クマでないとすれば何の足跡だろうか?
最近の新しい注意書き。
林道に沿った峡谷はかなり深く、渓谷感たっぷりであった。
この時点では確実に”大瀧頭”に行けると信じていたが・・・
遊歩道ははっきりと伸びており、何の問題も無く滝まで行けると思っていたが、大問題にぶち当たる。
渓谷の沢水は少なく、滝水の少なさが心配された。
引返しながら後ろ髪を引かれ、勇気なのか安全なのかを悩むが、やはり危険を冒してまでの無理はしないことにして引き返す。
気分良く橋を渡るが、橋から先の道が雪で隠れてしまっている。ステップを切るには雪の量が少な過ぎる。雪を払い除ける手があるが、道がガレているのかザレているのかが判らない。正面を登るにもストックを持って来ていない。
道の横は8mはあろうかの垂直の崖である。あの手、この手と色々考えたが、この先にも危険があるかも知れないし、危険を冒して通り抜けるのを諦めた。いつもの様に又来るさ! で断念して引き返す。
橋の手前にあった古びた簡易地図。多くの滝が見ることが出来たのに残念である。
同じく”治郎左衛門淵”の上流側を見る。
ここまで掲載したのが全てでは無く、後3つ程名勝の表示板があったが、しょうも無い名勝は割愛している。
西日本の渓谷